中古でもマットレスは売れる？まずは「売れるかどうか」の見極めを

引っ越しや買い替えで不要になったマットレス。「粗大ごみに出すしかない」と思っていませんか？
実は、状態やブランドによっては、中古でも意外と値段がつくことがあります。ただし、寝具ならではの衛生面のチェックが厳しく、売れるもの・売れないものの線引きはややシビアです。
この記事では、中古マットレスが売れる条件や高く売るためのポイント、さらにおすすめの買取サービスまで詳しく解説していきます。まずは、あなたのマットレスが「売れるかもしれないモノ」かどうかをチェックしてみましょう。

マットレス買取の主な条件・査定ポイント

• 清潔さと状態の良さ: シミ・カビなどがなく清潔なことが最低条件です。衛生面の理由で、汚れや使用感が強いマットレスはお金がつかないか、買取自体をことわられることもあります。特に寝具であるマットレスは汚れが目立つと再販しづらいため、目に見える汚れは事前にできるだけ落としておきましょう。
• 使用年数の短さ: 一般にマットレスの寿命は約5年と言われ、それ以上たつとお金が大きく下がります。使用感が増す前、いらなくなったら早めに売ることが高く売るための大切なポイントです。
• メーカー・ブランド: 有名寝具メーカーや高級ブランド品ほど需要があり、査定額も高くなりやすいです。例えばシーリーやシモンズ、テンピュールといった高級ブランドの中古相場は数万円〜十万円前後とされています。一方、ニトリや無印良品などの量販ブランド品は数千円程度がせいぜいです。※以下はブランド別のおおまかな買取価格目安です：
  • 高級ブランド（シーリー、シモンズなど）： 状態が良ければ数万円〜10万円前後
  • 国内有名メーカー（フランスベッド、エアウィーヴなど）： 約1〜2万円前後
  • 量販ブランド（ニトリ、無印良品など）： 数千円程度が一般的

高級ホテルでも使われるシーリー製なら新品同様で10万円を超える事例もありますが、基本的に中古マットレスは需要が限られ、高いお金はあまり期待できないことを頭に入れておきましょう。

• サイズ・付属品: シングルやセミダブルなど需要の高いサイズの方が売りやすく、ベッドフレームとセットなら査定額が上がる場合もあります。付属の保証書や説明書が残っていれば用意しておくと評価が上がることもあります。

マットレスを高く売るためのコツ

条件を満たすマットレスでも、ひと工夫することで査定額をさらに高くできる可能性があります。次のポイントを実践して、少しでも有利に売却しましょう。

• 事前に徹底掃除する: マットレス表面のホコリを掃除機で吸い、シミは可能な範囲で拭き取って乾燥させます。汚れをできるだけきれいにしておくと査定員の印象が良くなり、買取金額が上がりやすくなります。カビがあれば天日干しで十分乾燥させましょう。
• いらなくなったら早めに売る: 先ほど述べた通り、使用期間が長いほど値段は下がります。買い替えを決めたら寿命を迎える前に売却に出すことが大切です。特に5年以上使ったマットレスは買取不可となる場合も多いため、遅くとも使用5年以内を目安に動きましょう。
• 複数の業者で査定を比較する: 1社だけに査定を依頼すると提示額が適正か判断しづらいため、3〜4社程度の業者に相見積もりを取ると安心です。一括査定サービスを使えば手間なく複数社に問い合わせでき、もっとも高額な買取価格を提示した業者に売却できます。査定や出張費用が無料の業者を選べば、キャンセルして他社に乗り換えても損はありません。

以上のポイントを押さえれば、いらないマットレスをできるだけ高くお金に換えられる可能性が高まります。では具体的に、どのような買取サービスを利用できるのか見ていきましょう。

マットレス買取サービスの種類と利用方法

マットレスを売る方法には、大きく分けて「店舗への持ち込み買取」、「出張買取（訪問査定）」、「宅配買取（発送）」の3種類があります。それぞれ利用手順やよい点・悪い点が異なるため、自分に合った方法を選びましょう。

店頭買取（店舗持ち込み）

車などで直接リユースショップの店舗にマットレスを持ち込んで査定してもらう方法です。家具を扱うリサイクルショップや中古家具店で対応してもらえます。

• よい点: その場で査定結果が分かり、納得できればすぐに現金化できます。一点からでも気軽に持ち込めるため、「近所に店舗がある」「自分で運べるサイズ・車がある」という場合には手っ取り早い方法です。
• 悪い点: 大型マットレスの運搬は大変で、人手や車両の手配が必要です。また店舗によってはマットレス自体を買取対象にしていない場合も多い点に注意してください。持ち込んでも状態次第では「買取不可」となり、持ち帰る手間が発生するリスクもあります。事前に電話やホームページで対応可否や査定の予約を確認しておくと安心です。

出張買取（訪問買取）

業者のスタッフが自宅まで来てマットレスを査定・引き取りしてくれるサービスです。大型家具や家電の買取では一般的な方法で、全国対応の買取業者の多くが無料の出張買取に対応しています。

• よい点: 自宅にいながら売却が完結します。重いマットレスを自分で運び出す必要がなく、査定後はそのまま持ち帰ってもらえるため手間がかかりません。複数の大型家具をまとめて処分したい場合にも便利です。また、多くの業者は出張料・査定料無料で対応しており、提示額に納得できずキャンセルしても費用は一切かからないことがほとんどです。
• 悪い点: 希望日時に予約が取れない場合や、住んでいる地域によってはすぐの対応が難しい場合もあります。人気業者だと査定まで数日〜1週間ほど待つケースもあります。また、スタッフが来てくれた手前、提示額に不満があっても断りづらいと感じる心理的なハードルがあるかもしれません（もちろん納得できなければ遠慮なくキャンセルしてOKです）。なお、悪質な業者だとキャンセル時に出張費を請求する例も報告されていますが、信頼できる大手を選べば追加料金なしで安心です。

ワンポイント: 自力で運べない場合は迷わず出張買取を選びましょう。家具の買取専門店なら自宅まで来て運び出しも行ってくれるため、女性の一人暮らしや高層階に住んでいる場合も安全・確実です。また専門業者は独自にクリーニングを行えるため、多少の汚れがあっても買い取ってもらえる可能性があります。

宅配買取（郵送買取）

宅配便などで商品を送付し、店舗にて査定してもらう方法です。小型のブランド品や家電でよく利用されますが、マットレスの場合はサイズが大きいため宅配買取は現実的でない場合が多いです。圧縮して梱包可能な薄型マットレスやトッパー（敷きパッド）のようなものであれば利用できることもあります。

• よい点: 全国どこからでも利用可能で、離島や遠方でも売却できます。段ボールなどの発送キットを送ってくれる業者もあり、集荷依頼をすれば自宅から出ることなく手続き完了です。店舗が近くになく出張エリア外の場合の選択肢になります。
• 悪い点: 前述の通り、スプリング入りマットレスのような大型品は宅配便のサイズ制限を超えてしまい利用できません。また梱包の手間がかかり、送料も業者負担になるとはいえ高額になるため敬遠されがちです。万一査定額に不満で返送となると大量の梱包資材ごみが出たり、返送料が自己負担になるケースもあり得ます。基本的にはマットレスの宅配買取対応を明示している業者以外には選ばない方が無難です。

一括査定サービスの活用

上記の方法とは少し異なりますが、複数の買取店に一度に査定依頼できる「一括査定サイト」を利用するのもおすすめです。代表的な「おいくら」は、入力フォームに売りたいマットレスの情報を登録すると加盟する買取業者から見積もりが届くサービスです。厳しい審査基準をクリアした優良買取業者のみを掲載しているため、どの業者も信頼できます。高く売りたい、早く引き取ってほしいなど目的に合った業者を手間なく見つけられるのが強みです。

一括査定サービス自体はマットレスの引取方法ではありませんが、「出張」「持ち込み」いずれの場合も、まずは複数社の買取価格を比較検討する場として活用できるでしょう。

全国対応のおすすめマットレス買取サービス

中古マットレスを買い取ってくれる主な全国対応サービスを厳選して紹介します。衛生管理や信頼性の面で安心でき、利用者の評判も良い業者を中心に選びました。お住まいの地域やマットレスの種類に合わせて検討してみてください。

主な全国対応サービス一覧（概要）：

• 高く売れるドットコム – 東証プライム上場企業が運営する総合買取サービス。10万点以上の品目に対応し、出張費など手数料は全て無料。家電や家具をまとめて売りたい人にも最適。
• おいくら – マーケットエンタープライズ社運営の無料一括査定サイト。掲載業者は厳選された信頼できる買取店のみで、手間なく希望に合う業者を見つけられるのが強み。
• 買取屋さんグループ – 全国に20店舗以上展開する買取チェーン。最短30分での即日出張にも対応可能な速さが魅力。査定料・キャンセル料も一切不要で1点からでもOK。
• トレジャーファクトリー（トレファク） – 全国に200店舗以上を構える大手リユースショップ。東証プライム上場企業で安心感抜群。大型家具の出張買取にも対応し、全国どこでも出張費無料で査定。
• その他：大手リサイクルショップ – セカンドストリートやハードオフ（オフハウス）など全国展開のリサイクル店も検討肢。ただし店舗により買取可否や査定基準が異なるため要確認。

それでは、それぞれのサービスについて特徴や利用方法を詳しく見ていきましょう。

高く売れるドットコム

「高く売れるドットコム」は、マーケットエンタープライズ社（東証プライム上場）が運営する業界最大級の買取サービスです。家電・家具から趣味の品まで10万種類以上の品物に対応しており、もちろんマットレスの買取にも対応しています。「他にも売りたい物があるけど、一緒に処分できないかな？」という場合でもまとめて査定・買取してもらえるのが強みです。

安心ポイント: 出張料・査定料・振込手数料など買取にかかる費用は一切無料です。提示額に納得できずキャンセルしても、後から高額な手数料を請求される心配はありません。利用者に余計な負担をかけないサービス姿勢が、高く売れるドットコムの評価ポイントです。

対応エリア・方法: 全国対応で、主に無料の出張買取と宅配買取に対応しています。公式サイトや電話で申し込むと最短当日〜翌日以降で日程調整され、専門スタッフが自宅まで訪問。査定額に合意すればその場で現金受け取りまたは後日振込となります。大量の不用品がある場合もまとめて対応してくれるので、「引っ越しで家中のいらない品を整理したい」といったニーズにも応えてくれます。

おいくら

「おいくら」は、複数の買取業者へまとめて査定依頼ができる一括見積もりサービスです。高く売れるドットコムと同じマーケットエンタープライズ社が運営しており、掲載されているのは同社の審査を通過した優良な買取業者のみなので信頼性も抜群です。

サービスの流れ: おいくら公式サイトから「ベッド・マットレス」の分類で査定申し込みを行うと、対応可能な複数の買取店から見積もり連絡が来ます。提示額や対応内容を比較して、最も条件の良い業者を選ぶことができます。「高く売りたい」「すぐ引き取りに来てほしい」など希望に沿った業者を手間なく見つけられるのが大きなメリットです。

安心ポイント: どの提携業者も信頼できるため、おいくら経由で初めて聞く業者に依頼する場合でも安心です。また、自分で一社ずつ問い合わせる必要がないので忙しい人でも効率的に相見積もりができます。最終的な買取方法（出張or店頭or宅配）は選んだ業者との相談になりますが、おいくら自体は全国対応なので地域を問わず利用可能です。

買取屋さんグループ

「買取屋さんグループ」は、東京・神奈川・大阪などを中心に全国に20店舗以上を展開する大型買取チェーンです。扱い品目は幅広く、もちろんマットレスやベッドの買取実績も豊富です。

特徴: 素早い対応が評判で、店舗近隣なら最短30分でスタッフが駆けつけてくれるというケースもあります。引っ越し直前で時間がない方や、急いで現金化したい事情がある場合に心強いサービスです。「急に引っ越しが決まり荷物とお金に困っていたが、電話したらその日に対応で助かった」という利用者の声も紹介されています。

手数料: 査定料・出張料・キャンセル料などは一切かからず、1点からでも大量でも手間いらずで売却できます。古いマットレスで「処分料を払う覚悟だったが、しっかり買取してもらえて驚いた」との口コミもあり、思わぬ掘り出し物的な対応力も評価されています。

利用方法: フリーダイヤルやWEBから問い合わせると、各地域の店舗スタッフが訪問査定に来てくれます。店舗数が多いため各地の細かなエリアにも対応しやすく、「地方でも売れる業者が見つからない」とお困りの方は相談してみる価値があります。「家にあるもの何でも買取対象」とうたっており、家具以外のいらない品もまとめてお願いできる柔軟さも魅力です。

トレジャーファクトリー（トレファク）

「トレジャーファクトリー」（通称トレファク）は、全国に200店舗以上を構える大手リユースショップです。店舗買取・出張買取・宅配買取の3形態を自社で揃えており、マットレスのような大型品は主に出張買取で対応しています。

信頼性: 運営会社は東証プライム上場企業で、安心感と知名度はトップクラスです。リユース業界でも有数の規模を誇り、「売って、買って、楽しい大型リサイクルショップ」として知られます。全国各地に店舗があるため、都市部はもちろん地方でもサービスを利用しやすいのが強みです。

出張買取の特徴: 「全国どこでも出張費無料」を掲げており、家電や家具など様々な品物を査定に来てくれます。専門の買い取り担当者が査定し、買取成立後の運び出しもてきぱき行ってくれるため、大型マットレスでも安心です。自社で引越サービス（トレファク引越）も手がけており、引越しと同時にマットレス買取・処分を1日で完了させることも可能です。引越業者と買取業者の二社を手配する手間が省けるため、まさに"一括対応"が実現します。

利用方法: トレファクの場合、近隣に店舗があれば持ち込みも可能ですが、マットレスは大型ゆえ事前に問い合わせてから出張査定を依頼するのが一般的です。電話またはウェブ予約で日程調整し、自宅で査定・買取をしてもらいます。引越に合わせて処分したい場合は「トレファク引越」のサービスを利用すると効率的です（※提携の引越社と連携し、有料でいらない品の回収も実施）。

大手リサイクルショップ（セカンドストリートなど）で売る場合

全国展開の総合リサイクルショップでも、マットレスを買い取ってもらえる場合があります。例えばセカンドストリート（2nd STREET）は全国に850店舗以上を展開し、家具や家電の買取実績も豊富です。ただしマットレスの買取可否は店舗により対応が異なり、基準も厳しめです。

セカンドストリートの場合: 一部店舗ではマットレス買取可能ですが、状態が悪いものやノーブランド品は買取対象外となることが多いと公表されています。また衛生面の理由で、使用感が強いものやシミ・カビがあるものは査定額が付かない可能性が高いです。事前に公式サイトの買取価格表で対象商品か確認し、店舗へ問い合わせてから持ち込むことを推奨しています。

需要自体が限定的なため、高価買取は期待しにくく、「思ったより査定額が低かった」という声もあります。特にマットレスは中古需要が限られるため、セカンドストリートでも高値がつきにくいアイテムと認識しておきましょう。ただし人気ブランドのマットレスであれば、ベッドフレームとセットで売ることで買取価格が上がる可能性もあるとのことです。

セカンドストリートやオフハウスなどは身近で利用しやすい反面、このように買取条件が厳しく査定額も低めになりがちです。出張買取にも対応していますが（セカンドストリートも大型家具の出張査定を実施）、「買取不可だった」「提示額が折り合わなかった」といった場合に備えて、他の業者とも比較検討するのがおすすめです。

まとめ: 大手リユースチェーンで売る場合は、状態に自信がある高級マットレスか、店舗が近く手軽に試せる場合に限定し、それ以外は前述した専門業者や一括査定を活用する方が効率的でしょう。

参考リンク

• 高く売れるドットコム｜買取方法・流れ
• おいくら｜加盟業者の特徴と安心感
• 買取屋さんグループ｜最短30分出張可能
• トレジャーファクトリー（トレファク）｜出張買取の流れ
• セカンドストリート｜家具・ベッドの買取

売れないマットレスの処分・リユース方法

残念ながら汚れや劣化がひどく買取がつかなかったマットレスや、そもそも市場価値が低いマットレスの場合は、別の方法で処分・リユースを検討する必要があります。以下に、売れない場合の主な対処法を紹介します。

自治体の粗大ごみとして処分

最も一般的で安価な処分方法は、自治体の粗大ごみ回収に出すことです。お住まいの市区町村に連絡し、収集日を予約して所定の処理券（シール）を購入、マットレスに貼って指定日に出します。自治体によって料金は異なりますが、シングルサイズのマットレスならおおよそ数百〜数千円程度の手数料です（例：東京都23区では400〜1,300円程度の設定が多い）。自治体回収は法律に沿った適切な処理がなされるため安心感があり、費用も抑えられます。

注意点: 回収日は地域によって月に1〜2回など回数が限られるため、引き取りまで時間がかかることがあります。また基本的に自宅の玄関先や指定集積所まで自力で運び出す必要があります。マンション上階からの搬出などは事前に計画し、人手を確保しましょう。なお、自治体によっては折りたたみマットレス等を解体して燃えるゴミに出せる場合もありますが、多くは粗大ごみ扱いになりますので各市区町村のルールを確認してください。

不用品回収業者に依頼

民間の不用品回収業者に処分を依頼する方法です。電話一本で自宅まで引き取りに来てくれ、自治体の日程を待てない場合や他の大型ごみもまとめて処分したい場合に便利です。ただし費用は自治体処分より高額になりがちで、マットレス1点で数千円〜1万円前後、エリアや業者によってはそれ以上かかることもあります。

注意: 必ず一般廃棄物収集運搬の許可を持つ業者に依頼してください。近年、トラックで巡回している無許可業者やインターネット広告だけの業者による不法投棄・高額請求などのトラブルが報告されています。環境省も「粗大ごみの処分に『無許可』の回収業者を利用しないでください」と注意を呼びかけています。無許可業者に渡すと適切な処理が確認できず、違法投棄や環境汚染の原因となる恐れがあります。必ず自治体から一般廃棄物処理業の許可を受けた信頼できる業者を選びましょう。

よい点: 日程や時間の融通が利きやすく、即日対応してくれる業者もあります。「とにかく手間と時間をかけたくない」方には有力な選択肢です。他の粗大ごみ（ベッドフレームや家具類）もまとめて処分すれば、一括割引プランが適用されコストパフォーマンスが上がることもあります。

新しいマットレス購入時の引取サービスを利用

買い替えの場合、新規購入するショップで古いマットレスを引き取ってもらえるサービスが利用できることがあります。家具店やマットレスメーカー独自の引取サービスで、一般的に有料ですが購入と同時に処分が完了するため手間がかかりません。

例えば、ニトリでは配送員設置商品に限り「家具引取サービス」を提供しており、新品購入1注文につき4,400円（税込）で使用済みマットレスやベッドなどを引き取ってくれます。新品と同種・同数量までなど制約はありますが、店舗やネットで購入時に申し込めます。また、マットレス通販のコアラマットレスは東京都内限定で有料引取サービス（9,990円）を行っています。

よい点: 購入と処分を同時に依頼できるため、配達日に新旧の入れ替えが一度で済みます。搬出入もプロに任せられるので安全です。費用は発生しますが、別途回収業者を呼ぶ手間を考えれば妥当と言えるでしょう。

注意点: 引取サービスは基本的に新しい商品の購入が条件です。処分だけ依頼することはできません。また、汚れがひどい場合や水漏れ品などは断られることもあります（ニトリも著しい汚れがある場合は要相談との注意あり）。事前にサービス内容と条件を確認しておきましょう。

リユース・寄付・譲渡する

再販は難しくとも、まだ使えるマットレスであればリユース（再利用）する道もあります。身近に欲しい人がいれば譲ったり、フリマアプリや掲示板サイトで安く販売・無償提供する方法です。日本ではジモティーなどで「譲ります」と出品すれば、取りに来てくれる人が見つかる場合があります。特に近隣で車を持つユーザーが多いため、大型家具の受け渡しにも活用されています。

また、国内では少ないですが寄付を受け付けている団体やプロジェクトも存在します。例えば国産マットレスメーカーが運営する「夢は続く」プロジェクトでは、不要になったマットレスを回収・整理し、NGOやNPO、警察・消防の寮、シェルターなどへ寄付する活動を行っています。実際に寄付活動を通じて、多くのマットレスが新たな場所で再利用されているそうです。このように、状態の良いマットレスであれば社会貢献的なリユースの道も探せます。

注意: 寄付を受け付けている団体は非常に限られます。また衛生面の観点から「未使用または新品同様」に限るなど条件が厳しい場合がほとんどです。基本的には個人間での譲渡（知人やネット経由）を検討し、見つからなければ上記の処分方法に切り替えるとよいでしょう。

不要になったマットレスの処分方法は以上の通り多岐にわたります。買取に出してお金に換えるのが理想ですが、衛生面の問題などで売れない場合でも、自治体回収や専門サービスを活用すれば安全に処分可能です。違法業者に引き渡すことなく、ぜひ適切な方法で処理してください。本記事の情報を参考に、自分の状況に合ったベストな手段でマットレスを手放し、すっきりと新生活を迎えましょう。

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