KAMEYA KAGU

電動ベッドのこと

老舗家具屋の販売員が教える、電動ベッドの選び方ガイド

公開日:2025.04.21(Mon)

現代の生活に欠かせない電動ベッド。快適な睡眠をサポートするだけでなく、リラックスした時間や介護サポートにも大活躍します。しかし、初めて電動ベッドを選ぶとなると、種類や機能、価格帯が多いため、どれを選ぶべきか迷ってしまいますよね。

この記事では、多くの電動ベッドを取り扱ってきた亀屋家具の販売スタッフが、選ぶ際に押さえておきたいポイントと具体的な商品選びのコツをお伝えします。

購入を検討している方はもちろん、買い替えを考えている方にも役立つ情報が満載です。ぜひ最後までチェックしてみてください!

電動ベッドの選び方:基本の5つのポイント

電動ベッドを選ぶ際には、おさえておきたいポイントが5つあります。自分の用途や予算に合わせて、最適なモデルを見つけることが大切です。

用途に合った機能を選ぶ

電動ベッドは、利用目的によって必要な機能が異なります。用途に合わせて、最適な機能を選びましょう。

  • リラックス用:テレビを見ながら寝転びたい、読書や映画鑑賞に最適な角度に調整できるベッドを選びましょう。
  • 介護用:起き上がりやすさ、昇降機能が重要になります。手すりの取り付けができるモデルも必要です。
  • 健康管理用:起き上がりやすさ、昇降機能が重要になります。手すりの取り付けができるモデルも必要です。


モーター数をチェック

モーター数によって調整できる部分が異なります。自分が調整したいポイントに応じてモーター数を決めましょう。

  • 2モーター(背上げ・脚上げ):基本的なリクライニング機能が欲しい方におすすめ。リラックス用として十分な機能を備えています。
  • 3モーター(背上げ・脚上げ・上下昇降):電動ベッド本体の昇降も可能なモデル。介護用途や細かなポジション調整を求める方に最適です。


サイズ選ぶのポイント

ベッドのサイズも重要なポイントです。利用用途や設置スペースに応じて、適切なサイズを選びましょう。

  • セミシングル(W91):コンパクトで介護もしやすい。
  • シングル(W97):標準的なサイズで一人用に最適。
  • セミダブル(W120):ゆったりと使いたい人にぴったりです。
  • ダブル以上:パートナーと一緒に寝る場合や、広々とくつろぎたい人向け


予算を決める

電動ベッドは価格帯が広く、機能によっても価格差が大きいです。予算に合ったモデルを選ぶことが重要です。

  • 低価格帯:基本機能を重視する方に。2モーターでシンプルなデザインのものが多い。
  • 中価格帯:3モーターの機能があり、使い勝手が向上したモデルが選べます。
  • 高価格帯:機能が豊富で、デザインや素材にこだわりたい方に。


デザインとインテリアの調和

電動ベッドは機能性だけでなく、インテリアに合わせたデザインも大切なポイントです。家の雰囲気にマッチするものを選ぶことで、生活空間がより快適になります。

  • フレームのデザイン:木目調やモダンデザインなど、部屋の雰囲気に合うものを選ぶ
  • カラー展開:ブラウン、グレージュ、ホワイトなど、自分の好みに合った色を選択
  • 収納付きかどうか:収納スペースを活用できるモデルも便利


電動ベッドの機能

電動ベッドの選び方において、どの機能を重視するかを決めることはとても重要です。以下に代表的な機能を紹介します。

背中が上がる:リクライニング機能

背中が上がることで、テレビを見たり本を読んだりする際に、最適な姿勢を取ることができます。この機能はリラックス用途に非常に便利です。

足が上がる:血流改善・リラックス

足が上がることで、血流の改善やむくみ解消に役立ちます。長時間同じ姿勢でいることが多い方に特におすすめです。

昇降機能

本体の高さを調整できる昇降機能があれば、ベッドの上げ下げがしやすく、寝起きの動作が楽になります。特に高齢者や介護が必要な方には必須の機能です。

追加機能

  • ベッド自体が傾く機能:体圧分散を意識した調整が可能。寝心地が向上します。
  • ヘッドレスト機能:寝姿勢に合わせて頭部の角度も調整できるモデル。
  • 寝た状態でフラットになる機能:寝た状態を感知し、自動的にフラットに戻る機能で、睡眠中も快適な姿勢を保てます。
  • 睡眠データを記録する機能:睡眠の質を記録し、改善点を把握できる機能です。


電動ベッドのモーター数

モーターの数によって、調整可能な部分が変わります。多くのモデルは2モーターまたは3モータータイプがあります。

2モーター

  • 背中と脚を調整できるシンプルなモーター構成。
  • リラックス用や簡単な調整が求められる場合に最適です。

3モーター(背中、脚、昇降)

  • 背中、脚、そして本体の高さを調整できるタイプ。
  • 介護用や細かな角度調整を求める場合におすすめです。


電動ベッドのサイズ

ベッドのサイズを選ぶ際には、自分の体格や使用するスペースに合わせて選びましょう。

  • セミシングル(W91):一人で使う場合に最適なコンパクトサイズ。
  • シングル(W97):標準的なサイズで、ほとんどの方に最適です。
  • セミダブル(W120):広めの寝室や、広い寝床を求める方におすすめです。


非課税対象の電動ベッドの条件

介護用の電動ベッドは、条件を満たせば非課税として扱われます。以下の基準をチェックして、対象となるか確認しましょう。

  • フレーム外寸が100cm以下
  • レッグがついている(キャスター仕様は対象外)
  • 手すりが取り付け可能


電動ベッド選びのワンポイントアドバイス

介護する側のニーズ:幅は狭めで昇降機能がついているものを選びましょう。

介護される側のニーズ:寝心地の良いマットレス、操作が簡単なリモコン、手すりを付けられるものを選びましょう。

IoT機能を重視したい方:アプリ操作や自動調整機能がついたIoT対応モデルを選びましょう。


まとめ

自分に合ったベッドを選ぶためには、サイズ・マットレス・硬さ・フレーム・素材・予算を総合的に考慮することが重要です。

自分にぴったりの電動ベッドを見つけて、より快適な暮らしを手に入れましょう!